前節、大分トリニータとの上位対決に負けて5位に後退した我らがヴァンフォーレ甲府。
今回相まみえたのは、過去小瀬での対戦で一度も勝利したことがないレノファ山口FC。
山口は20位とはいえ、ハイライン＆ハイプレスを志向するフアン・エスナイデル監督がこの試合から指揮を執り、甲府サポとしてはフアンが募る。
しかし今年はホームゲームでの勝率が良いため、フアンなんて吹っ飛ばせ！
大量得点＆無失点で勝利を収めたこの試合。
甲府のおもしろポイントやかっこいいポイントに注目して振り返っていこう。
打てば入るぞ須貝のシュート
我らがキャプテン、須貝英大選手。
天皇杯から中3日。今季公式戦全試合スタメン出場の体力おばけは、この日も何食わぬ顔でスタメン出場。
リカバリー能力、どうなってんすか……。
57分。積極的なドリブルを仕掛け、相手選手の退場を誘う。退場した高橋秀典選手も奇しくも「2 HIDE」だった。
そして64分。ペナルティーエリア手前で打ったシュートは、両側のポストに連続して当たってゴールに吸い込まれる。
6/11 #甲府山口
— ヴァンフォーレ甲府▶6/24(H)岡山戦18:00K.O. (@vfk_official) 2023年6月11日
◥◣ GOALシーン◢◤
#須貝英大 選手
先制点は須貝選手の
強烈ミドル炸裂💥💥💥#vfk #疾風怒濤 pic.twitter.com/7dKN0io0sx
ポストに嫌われてゴールにならないことは多々あれど、ポストに当たっても入っちゃうのが持ってる漢の証拠。
胸のエンブレムを掴み、ゴール裏に向かってガッツポーズをする姿に、強い甲府愛とキャプテンとしての頼もしさを感じる。
ちなみに須貝選手はホームゲーム2試合連続ゴールとなった。
前々節のホーム大宮アルディージャ戦でも美しいミドルシュートを決めている。
5/27 #甲府大宮
— ヴァンフォーレ甲府▶6/24(H)岡山戦18:00K.O. (@vfk_official) 2023年5月27日
◥◣ GOALシーン◢◤
#須貝英大 選手
須貝選手
ミドルレンジから
美しいコントロールシュート⚽️🌈👏#vfk #疾風怒濤 pic.twitter.com/fdyNm3fGWg
「打てば入る」感覚を完全に掴んだと思うので、これからもガンガンシュートを打ってほしい。
そして攻守に渡る献身的なプレーで、これからもチームを引っ張ってほしい！
仲が良すぎる明大同期
須貝選手がゴールを決めると必ず駆け寄って無邪気に喜ぶのが、須貝選手と明治大学で同期だった蓮川壮大選手。
この試合でも須貝選手に抱きついた後、くしゃっとした笑顔で肩を組んで喜びを分かち合った。
ホーム大宮戦では須貝選手に背後から飛びかかって喜ぶなど、何この2人くっそ仲良いな末永くお幸せにとにかく仲が良い。
FC東京から期限付き移籍加入し、序盤こそ出場機会がなかったものの、最近はすっかりスタメンに定着した蓮川選手。
明治大学2020年度卒の同期といえば、北海道コンサドーレ札幌の小柏剛選手や、鹿島アントラーズの早川友基選手、常本佳吾選手、アビスパ福岡の佐藤凌我選手と、J1で活躍している選手もたくさんいる。
蓮川選手も須貝選手もJ1でやれるポテンシャルは十分にあると思うので、今年甲府を昇格させ、そしてできれば来年も甲府のユニフォームを着てJ1のピッチに立ってほしい。
このベテランがすごい大賞
この試合で2ゴールを挙げた三平和司選手。
三平選手のおなじみのゴールパフォーマンスといえば、腰を落として両拳を何度も突き上げるモーション。
しかし今節は2ゴールを決めながらも、そのゴールパフォーマンスは見られなかった。
そ の 代 わ り
6/11 #甲府山口
— ヴァンフォーレ甲府▶6/24(H)岡山戦18:00K.O. (@vfk_official) 2023年6月11日
◥◣ GOAL Performance ◢◤
スンっ。
#三平和司 選手😐
#佐藤和弘 選手😆🙌#vfk #疾風怒濤 pic.twitter.com/Jhb0CIWfI3
三平選手と同じくベテランの佐藤和弘選手がゴールパフォーマンスをせがみ、三平選手が無視を貫くという、ある意味新しいゴールパフォーマンスが爆誕した。
ちなみにアウェイ秋田戦で長谷川元希選手が決勝PKを決めた後、ベンチで水を飲んでいだ三平選手に向かって、佐藤選手とピーター・ウタカ選手が三平選手のゴールパフォーマンスを真似する映像もDAZNにあった。
山本英臣選手、河田晃兵選手、武富孝介選手などなど、まだまだ大活躍中のベテラン選手達。
若い力とうまい具合に融合しており、甲府に勢いと落ち着きの両方をもたらしている。
ベテラン勢の活躍（とはっちゃけぶり）に、これからも目が離せない！
俺らのエースはまだまだやれる
三平和司選手の1点目をアシストし、ピーター・ウタカ選手のゴールの起点になるなど、この日も得点に絡んでいたエースの長谷川元希選手。
ただ自身にゴールがなかったためか、表情はいささか硬かった。
怪我から復帰した後の直近7試合でもPK1点以外の得点はなく、本人もおそらく相当ゴールを渇望していることだろう。
「俺が甲府を勝たせる」という思いが人一倍強い長谷川選手。
その気持ちは甲府サポーターにとって何より嬉しい。
だからこそ長谷川選手には、持ち前の明るさと遊び心を発揮してほしい。
だって推しメン総選挙の撮影で、こんな顔もできちゃうんだから！
※総選挙1位です
甲府サポーターはみんな長谷川選手の味方。
だからこそチームメイトとサポーターと、何より自分を信じて突き進んでほしい。
そして、ゴール決め来いよ！俺らの元に。
最後に
ホームで強さを誇るヴァンフォーレ甲府。
そして次の試合はホームファジアーノ岡山戦。
岡山とはアウェイでの前回対戦で勝っているとはいえ、相性はJ2クラブの中でも一二を争うほど悪い。
ただ相性の悪い相手に勝ってきたのが、今年のヴァンフォーレ。
ホーム岡山戦はJ1昇格への試金石となりそうだ。
チームを信じて、昇格へと突き進もう。
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