中断期間までに4連勝を果たした甲府。
ただしJ1昇格を手中に収めるためには、中断期間明けに打ち破りたいジンクスがある。
今回は近年打ち破れない、そして絶対今年打ち破りたい3つのジンクスを紹介する。
夏ユニ着用試合であまり勝てない
多くのクラブで出している夏季限定ユニフォーム。
ただし甲府の夏ユニ着用試合は、毎年戦績が思わしくない。
夏ユニ着用試合の戦績をまとめているサポ仲間さんがいたので、許可を得て引用させていただいた。
やはり戦績気にしてるサポもいるようですが敢えて上げますね 今季着用試合 磐田、千葉、京都
— ✩とも✩ 未来へ🤟 (@sora_2201) 2021年8月2日
強者ばかりだ…
ジンクスを破ろう✊#vfk #未来へ #夏ユニ #甲斐犬ユニ#夏季限定ユニフォーム pic.twitter.com/ZNhVaQmQTq
いや本当に思わしくないな。
夏ユニ着用試合で2勝以上できたシーズンがない……。
それでも毎年1勝はしているんだけど、昨シーズンは夏ユニ着用試合自体が少なかったとはいえ全て引き分け。
「少なくとも1勝はできる」というジンクスも潰えてしまった。
ツイートにもあるように、今年の夏ユニ着用試合の対戦相手は、磐田、千葉、京都と強敵ぞろい。
今年絶対に覆さなければならないジンクスだ。
このジンクスを打ち破るには
夏ユニ着用試合は当然ながら夏場。
甲府盆地の夏は、ブラジル人選手でも体調を崩すほど暑い(2018シーズン途中に加入したジエゴがそうだった)。
毎年「夏場の失速」とか地元紙に書かれて悔しいので、今年は特に真夏の体調管理やゲームコントロール力が求められる。
……と、サッカー知識2割の私が偉そうに言うのもどうかと思うので、話題を変えることにする。
今年の甲府の夏季限定ユニフォームは、ヴァンくんを模したわんこ柄。
解禁‼️🙈👏
— ヴァンフォーレ甲府 (@vfk_official) 2021年6月14日
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2021 SUMMER LIMITED UNIFORM
デザイン発表📣✨
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今年のモチーフは...🐶🐕🐺#甲斐犬 #ヴァンくん @vfk_vent_kun
ヴァンくん15(わんこ)周年を記念した、虎毛柄のクールなデザインとなりました✨✨✨https://t.co/nJvg36bTwG
着用試合:8/9磐田戦、8/21千葉戦、9/4京都戦⚽️🔥 pic.twitter.com/atCi0c69nG
ヴァンくんといえば、いつもパンイチになるなど甲府のために一生懸命なマスコット。
ヴァンくん生誕15周年となる記念の年に、ヴァンくんの魂を宿したユニフォームでこのジンクスを絶対に打ち破りたい。
結論:ヴァンくんを信じろ。
5連勝以上できない
近年の甲府は「4連勝の壁」に阻まれてきた。
昨シーズンの最高連勝記録は3連勝。一昨年も3連勝後、4連勝の壁に何度も阻まれ、リーグ戦最終戦でようやく4連勝を果たした。
今シーズンは中断期間前の栃木戦で、今季初の4連勝を果たした。
……となると見えてくるのが「5連勝の壁」。
甲府が2017年最終戦でJ2に降格してから、5連勝を果たしたことは一度もない。
※この後の試合で、山形に劇的逆転負け。
しかし昨年アビスパ福岡が12連勝を果たして昇格したように、昇格するためにはとにかく連勝が必要だ。
甲府のすぐ下の山形、町田、長崎が猛追してきて、これを振り切って上位と順位を逆転しなければならない現状では、もう引き分けも許されない。
5連勝と言わず、6連勝、7連勝と連勝を積み重ねていく。これが昇格への絶対条件だ。
このジンクスを打ち破るには
とにかく勝ち切ることが必要。
昨シーズンは同点に追いついても(または追いつかれても)、勝ち切ることができずに連勝を逃してしまうことが多々あった。
この点については伊藤彰監督もたびたび言及している。
今シーズンは去年ほど引き分けが多くなく、勝ちきっている試合が多い。
1点差リードで推移していても、試合終了間際に同点にされることはほぼなくなった。直近の試合だとウノゼロで勝利したホーム愛媛戦やアウェイ栃木戦がそうだ。
攻撃だけでなく、守備も集中していることがうかがえるので、今年の後半戦こそはこのジンクスを打ち破ってくれるはずだ。
先制されると勝てない
甲府が最後に逆転勝ちした試合は、2019年6月22日アウェイ琉球戦。
以降、先制された試合は負けか引き分け。
今シーズンもそのジンクスは継続中である。たとえばこの試合。
※いまだトラウマのため画像が霞んでいます。
詳しい説明は省略するけど、一時逆転して2点差に突き放すも、松本の鈴木国友選手にハットトリックを決められて、まさかのドロー決着。
あ、「松本山雅FCに勝てない」というジンクスもあったわ……。このジンクスはホームゲームで、帰ってきた甲府キラー・セルジーニョごとぶっ飛ばす。
あとは先制されて逆転するも、ラストワンプレーで同点に追いつかれた試合もあったような……?(あまりのトラウマのため記憶消失)
先制点を決められることは、長いシーズンの中で必ずある。
しかし前の項目で書いたように、連勝し続けていくためには逆転勝利も必要になる。
このジンクスを打ち破ることも、J1昇格のためには本当に必要なことだ。
このジンクスを打ち破るには
ここであえて言いたい。
私達の応援が鍵を握っているんだよ!!!
一つのミスや失点で、スタジアムの雰囲気が悪くなることがある。
スタジアムの雰囲気って選手には相当作用するそうで、ため息一つで士気が削がれることもあるんだとか。
先制されると小瀬の雰囲気が悪くなって、選手達に焦りが出てきて、プレーの精彩を欠く。そうするとさらに小瀬の雰囲気が悪くなる――。こういうことって今まで何度もあったと思う。
だからこそ、一つの失点に意気消沈せず、前向きでいることがサポーターにも求められる。
「プロなんだからサポーターのため息ごときに左右されるなよ!」と言う人もいるかもしれないけど、選手だって人間だ。自分のプレーにため息をつかれれば誰だって良い気はしない。
一人の心がけで解決する問題でもないし、今は声自体出せないから前向きな声かけもできないけど、ため息をかき消すほどの拍手や手拍子でホームの雰囲気を作りたい。
一人ひとりの心がけが小瀬劇場を作っていくのだ。
まとめ
色々言ったけど、たかがジンクス。
これが永久に続く訳ではないし、打ち破れる雰囲気は確実にある。今の甲府ならできる。
後半戦の甲府の戦いに注目だ。
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