一人の選手の魅力をぎゅぎゅっとまとめてお伝えする新コーナー「選手の魅力ぎゅぎゅっと詰め合わせ」。
記念すべき第1回は、関口正大(せきぐち まさひろ)選手。
法政大学から加入して今年でプロ3年目。
無尽蔵のスタミナで右サイドを制するサイドプレイヤーだ。
関口選手はその時々でさまざまな表情を見せる。
ある時は無邪気でフレッシュな若手の表情。
そしてまたある時は温和なパパの表情。
くるくる変わる多彩な表情から目が離せない。そんな関口選手の魅力に、さっそく迫ってみよう。
基本データ
DF23 関口正大(せきぐち まさひろ)
1998/04/21 172cm 66kg
新潟県出身
clubF3 - FC五十嵐Jrユース - 新潟明訓高 - 法政大
甲府在籍4年目(JFA・Jリーグ特別指定選手として2020年登録)
引用:ヴァンフォーレ甲府公式サイト|VENTFORET KOFU OFFICIAL WEBSITE
フレッシュ感あふれるゴールシーン
2021年のルーキーイヤーから大活躍していた関口選手。
開幕スタメンにも選ばれ、右サイドを果敢なドリブルでガンガンぶち抜く姿が印象的だった。
プロ初ゴールは、第15節アウェイ水戸ホーリーホック戦。
同い年であり、法政大学で苦楽を共にした長谷川元希選手のトラップをさることながら、低い弾道のミドルシュートを決めきる関口選手もかなり凄い……。
ゴール後はチームメイトの先輩方からもみくちゃにされていた。
その後は怪我で出場できない時期もあったが、無事戦線復帰。
J1昇格の可能性がかかった第39節ホーム松本山雅FC戦では、豪快なミドルシュートを決めた。
ゴールの喜びを体全体で表す天真爛漫な感じがかわいい。
翌年2022シーズンの得点はゼロだったけど、献身的な守備やアシストなどでチームを下支えしていた。
同サイドのCB須貝英大選手が前線に顔を出せたのは、関口選手が右サイドの守備を担っていたからこそとも言える。
仲良し「ひろひろコンビ」の信頼関係もまた尊い……!
温厚で優しいパパの表情
関口選手は既婚で、パパでもある。
今季の契約更新が発表された際には、娘さんとのツーショットや、練習場で娘さんをかわいがる様子の写真が公開された。
#関口正大 選手
— ヴァンフォーレ甲府 公式 (@vfk_official) 2022年12月15日
2023シーズンも共に戦いましょう🔥#ヴァンフォーレ甲府#vfk https://t.co/qLpzW8DTSL pic.twitter.com/EAs8U5Z4sZ
娘さんを見守る眼差しは、優しく温かなパパそのもの。
試合中の表情とは違ってリラックス感に溢れており、関口選手のパワーの源はご家族なんだなあ、と思える。
また選手紹介映像で「指輪にキス」のポーズを取る辺り、奥様もとても大切にしていることが読み取れる。
2021年初秋に奥様とお子さんがいることを公表するまで相当な葛藤があっただろう。
でも甲府サポは全員関口選手と関口家の味方なので、引き続き山梨の地でのびのびと生活してほしい。
歓喜の瞬間に見せる無邪気さ
落ち着いたパパの表情を見せる関口選手だけど、歓喜の瞬間に見せる無邪気な表情もまた魅力のひとつ。
ベンチ裏の微妙な位置で試合を見ていた関口選手は、勝利が決定した瞬間「よおおっしゃああああ!!!」と叫び、ロケットスタートでピッチに飛び出した。
ベンチに戻ってくると、嬉しさのあまり泣いている宮崎純真選手を指差し「ナァイス純真!泣いてますぅ~」とカメラに向かって無邪気に報告。
そして天皇杯準決勝鹿島アントラーズ戦でも、試合後に感極まっている石川俊輝選手を指差し「よっしゃ俊輝くん泣いてます今日、俊輝くん泣いてます!」とカメラに向かって律儀に報告。
映像だと選手が泣いているかどうかはよくわからない場合もあるので、関口選手の報告は地味にありがたい。
では天皇杯優勝の瞬間はどうだったかというと、ほとんどの選手が山本英臣選手と河田晃兵選手のもとに走る中、関口選手は長谷川元希選手と二人で甲府のゴール裏に猛ダッシュした。
もちろん選手同士で優勝を喜び合う姿も素晴らしいけど、ゴール裏でサポーターと一緒になって喜びを分かち合おうとする姿もまた素晴らしい。
今年も歓喜の瞬間にどんなアクションを取ってくれるのか楽しみだ。
まとめ
若手のフレッシュで無邪気な表情と、パパの落ち着いた表情を併せ持つ関口正大選手。
甲府のために全力を尽くして戦い、同時に愛するご家族のためにも全力で頑張っている。
今季はACLもある未知のシーズンだけど、関口選手は決して立ち止まらないだろう。
誰かのために頑張れる人は強い。
今シーズンも全力で走り抜く関口選手を、サポーターとして全力で応援したい。
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