2023シーズンも最終盤。
今年の小瀬BGMも耳に馴染んできた頃だろう。
そこで今年も2023小瀬BGMを一曲ずつ解説する。
「小瀬で流れているBGMって洋楽ばっかりでよくわからん!」というそこのあなた!
今年はサポーター勝負曲が採用されて、邦楽が格段に増えたよ!
ちなみに小瀬BGM担当さんの趣味も相変わらず全開だ。
動画もあるので、気になった曲はぜひ再生して小瀬を感じてみてほしい。
ちなみに昨シーズン以前の小瀬BGM解説はこちら。聴き比べてみるのも面白い。
- シーズンシート会員優先入場
- 空き時間
- 一般入場
- 空き時間
- 選手バス到着
- 空き時間
- Unbreakable/BUNT. feat. Clarence Coffee Jr.
- Eat The Rich/Aerosmith
- The Spectre/Alan Walker
- Stardom/King Gnu
- ECHO/Little Glee Monster
- Summer 91 (Looking Back)/Noizu
- DAWN/DISH//
- Roar/Katy Perry
- FUJIYAMA/DaizyStripper
- Such Great Heights/The Postal Service
- Viva La Vida/Coldplay
- C.h.a.o.s.m.y.t.h./ONE OK ROCK
- ピッチ内アップ開始
- サポーターセレクトファイトソング
- 選手紹介映像
- 空き時間
- ボールパーソン・担架隊入場
- 試合前煽り映像
- 選手入場直前
- 甲府得点時
- 試合終了後(引き分け・敗戦)
- 試合終了後(勝利)
- Spotifyのプレイリスト
- 最後に
シーズンシート会員優先入場
Change the World/MAN WITH A MISSION
高揚感あふれるMAN WITH A MISSIONのロックナンバーで堂々と入場。
2020~2022年途中までNHKサッカーテーマソングにも採用されていた曲。
ちなみにMAN WITH A MISSIONとUVERworldの楽曲は小瀬BGMに毎年必ず採用されている。
空き時間
Vertigo/U2
サビの「I'm at a place called Vertigo(俺はVertigoという場所にいる)」という呼びかけに「Donde esta?(え、どこだって?)」というレスポンスが面白い。
Vertigoを直訳すると「めまい」。
ナイトクラブの名前だとかさまざまな説や解釈があるので、調べてみるのも面白い。
The Victors/MAN WITH A MISSION
今までMAN WITH A MISSIONがどのようなバンドか説明してこなかったが、彼らは頭はオオカミで身体は人間という外見をした究極の生命体という設定の5人組である。
サビの「We are the victors」は訳すと「我らは勝利を掴む者」。
落ち着いた曲調ながら、内に秘めた熱い闘志を感じるナンバーだ。
friends/iri
日本のシンガーソングライターiriのクールなナンバー。
日本語と英語が入り混じった歌詞を、力を上手く抜きながらスタイリッシュに歌い上げている。
アンニュイさを出しつつも力強さを感じる一曲だ。
一般入場
KING & ASHLEY/MY FIRST STORY
日本のロックバンド、MY FIRST STORYのロックナンバー。
昨シーズンの「Worse Than This/Zebrahead」といい、一般入場はロックな曲が多い印象。
アニメ『ケンガンアシュラ』のオープニングテーマでもある。
空き時間
AVALANCHE/UVERworld
日本のロックバンド、UVERworldの40枚目のシングル。
冒頭の「Are you ready to go new world(君は新しい世界に行く準備ができているか)」から始まり「目に見えるものが事実 目には見えないものが真実」など、UVERworldらしいメッセージ性の強いナンバー。
夜がだんだん明けていく美しいMVもぜひ見てほしい。
選手バス到着
第ゼロ感/10-FEET
映画『THE FIRST SLAM DUNK』の主題歌でもお馴染みの一曲。
バスケットボールの印象が強いが、これから戦いに赴く甲府の選手達にもぴったり合う力強く激しいナンバーだ。
スリーピースバンドながら、その音圧は圧倒的。
空き時間
Unbreakable/BUNT. feat. Clarence Coffee Jr.
小瀬の雰囲気にマッチする、カントリー感あふれる清々しいナンバー。
間奏が個性的で、歌の部分以外も聴き応えがある。
小林岩魚選手のチャントの原曲である「Wake Me Up/Avicii」と雰囲気が似ているな、と思った方でご興味のある方はこちらを参照のこと。
Eat The Rich/Aerosmith
昨シーズンの「Dude(Looks Like A Lady)」に続いて登場したAerosmith。
去年は「女みたいな野郎とそういう関係になったけど、最高だったぜ!」という曲だったが、今年は「お高く留まっている金持ちなんてくそくらえ」という曲。
最後に結構リアルなある音が入るので、イヤホン着用者は注意されたし。
The Spectre/Alan Walker
ノルウェー出身のアーティスト、アラン・ウォーカーの曲。
先ほど紹介した「Unbreakable/BUNT. feat. Clarence Coffee Jr.」と同じように、間奏でも魅せる不思議な雰囲気のナンバー。
TikTokでよく使われるBGMとしてもお馴染み。
Stardom/King Gnu
甲府サポーターにとっては昨年の天皇杯決勝戦のエンディングとしてお馴染みの曲。
現在のNHKサッカーテーマソングにもなっている。
サポーター目線ではなく選手目線のサッカーソングで、曲調もKing Gnuらしい個性的なセンスに溢れている。
ECHO/Little Glee Monster
2019年に開催されたNHKラグビーワールドカップのテーマソング。
湧き上がる熱い思いや力強さはサッカーのピッチにもマッチしている。
仲間と力を合わせてみんなで高みにたどり着こうという思いを高らかに歌い上げている。
Summer 91 (Looking Back)/Noizu
イギリス出身のDJ・プロデューサー、Noizuの曲。
MVに出てくるこのゆるいおじさんはNoizu本人で、ソーシャルメディアにはこのイラストでよく出るらしい。
MVに時々出てくる背景は日本らしいが、詳細は不明。
DAWN/DISH//
2バージョンあり、小瀬で流れているのは2019年にリリースされた方である。
2022年に再録された「DAWN (in 2022)」は、サッカー日本代表応援プロジェクト「新しい景色を2022」の公式テーマソング。
小瀬で流れているバージョンの動画は今のところ存在しない模様。
Roar/Katy Perry
力強く生きる女性への応援歌で、MVではジャングルの奥地に不時着したケイティ・ペリーが動物たちとたくましく生き抜く様子が描かれている。
女性らしい華やかさや美しさもあり、見て聴いて楽しめる。
FUJIYAMA/DaizyStripper
日本のビジュアル系ロックバンド、DaizyStripperのナンバー。
サポーター勝負曲の募集をかけた際にリクエストがあった曲だそう。
ちなみにボーカルの夕霧さんは甲府の試合でこの曲が流れていることを把握済みだそうで「アーユーレディー!!って叫びたいね!」と投稿している。
Such Great Heights/The Postal Service
アメリカのエレクトロポップデュオ、The Postal Serviceのナンバー。
癖の強い曲が多い中、このような軽やかな曲は貴重。
試合が始まる前の小瀬の穏やかさともマッチしている。
Viva La Vida/Coldplay
イギリスのロックバンド、Coldplayの曲。
曲名を直訳すると「人生万歳」で、邦題は「美しき生命」とされている。
荘厳なイントロから始まり、一人の王の栄華の凋落を歌っている。
C.h.a.o.s.m.y.t.h./ONE OK ROCK
日本のロックバンド、ONE OK ROCKの曲。
タイトルはボーカルのTakaと仲の良い人のイニシャルで成されており、最後の「h」は2020年に亡くなった三浦春馬さんだと言われている。
仲間との友情や思い出を歌っており、選手同士の繋がりともマッチする熱い歌。
ピッチ内アップ開始
Sandstorm/Darude
フィールドプレイヤーがアップのためにピッチに入ってくる時の曲、そしてハーフタイム終了時の曲として、小瀬ではお馴染みのナンバー。
空気ががらりと変わり、何かが始まる予感を感じさせる。
MVの速度でスタジアムの階段を駆け下りてはいけない。
サポーターセレクトファイトソング
Beautiful Now ft. Jon Bellion/Zedd
選手セレクトファイトソングに続いて流れる曲。
選手セレクトソングは毎回違うが、この曲は昨年に引き続き毎試合流れている。
サビで思わず手拍子したくなるノリの良いナンバー。
選手紹介映像
PRIDE/高梨康治
総合格闘技イベント「PRIDE」のテーマソングでもある。
熱くたぎるような空気と富士山の荘厳さや雄々しさも感じ、甲府の選手紹介映像にもピッタリ。
格闘技好きのアウェイサポーターからの「甲府の選手紹介がPRIDEだった」というツイートも散見される。
空き時間
デスコ/女王蜂
Clap and Clap/Da-iCE
マイリッチサマーブルース/sumika
23ワード/UVERworld
シーズン中盤から仲間入りした4曲。
ピッチ内アップ開始後から流れ、一試合で4曲全部が流れることはない。
ボールパーソン・担架隊入場
IMPACT/UVERworld
ボールパーソンと担架隊の入場ソングといえばUVERworld。
直近の5年間では2021年を除いた4シーズンでUVERworldの曲が採用されている。
イントロからテンションが上がり、試合への高揚感をさらに押し上げる。
試合前煽り映像
Norwegian Pirate (Instrumental)/Two Steps from Hell
2020年の選手紹介映像BGMだが、最近では煽り映像のBGMとしてお馴染み。
Two Steps from Hellは映画の予告編のBGMを数多く手掛けている。
2021年までの浦和レッズの選手紹介映像や、徳島ヴォルティスのハーフタイム終了時のBGMなど、Jリーグでもその楽曲は多数使用されている。
選手入場直前
Serenity Amongst the Turmoil =3EM04=/鷺巣詩郎
フル尺で流れることはないが、少し聞いただけで緊張感が一気に高まる。
『新世紀エヴァンゲリオン』のBGMであり、小瀬ではかなり昔から使用されている。
甲府得点時
Seven Nation Army (Originally Performed By White Stripes)/Alta Marea
甲府のゴールが決まり、大型ビジョンにリプレイが流れる時のBGM。
小瀬で使用されているのはThe White Stripesの原曲ではなくこちらのカバー版。
試合終了後(引き分け・敗戦)
泥だらけの靴/神部冬馬
ヴァンフォーレ後援会会長でシンガーソングライターである神部冬馬さんの珠玉のバラード。
勝てなかった悔しさを優しく包み込んでくれる名曲だ。
デジタル音源はないが、ヴァンフォーレ後援会に入会することでこの曲と「君は青い風」が収録されたCDがもらえる。
試合終了後(勝利)
ランナーズハイ/Novelbright
スタジアムDJ・奏佑さんの「○対○で、ヴァンフォーレ甲府の勝利です!」のアナウンスとともに流れる、高揚感のあるナンバー。
チャントとの兼ね合いもあるためか、コロナ禍の時より音量は控えめになったが、それでも勝利後の晴れやかな気持ちを盛り上げてくれる。
Spotifyのプレイリスト
最後に
2023シーズンはヴァンフォーレ甲府にとって激動のシーズンだ。
残り試合、小瀬BGMとともにスタジアムでの感情もしっかり心に刻んでみよう。
そうすればこの先のオフシーズンも、2023シーズンを思い出したくなった時も、いつでもどこでもこの激動の一年を鮮明に思い出せる。
残りわずかとなったホーム小瀬も楽しみ尽くそう。
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