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「アウェイに来たな」と実感する5つの瞬間

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 前節はアウェイ岡山戦だった。

 岡山のシティライトスタジアムに行ったのは2年前になる。

 いつもアウェイゲームは父と行くけど、腰痛持ちの父は「バスで片道8時間は無理どう」とのことで、この時は一人で参加し、ツアーバスに案の定8時間揺られて岡山へ向かった。しかし父氏、その年のプレーオフ徳島戦バスツアーは根性で行った。

 ツアーバスは直行直帰なので、観光名所にはどこにも寄らなかったけど、空気感や町並みが山梨とは全然違って「遠くまで来たな」と思った。

 そしてこの「遠くまで来たな」、または「アウェイに来たな」と実感する時が、私は遠征の中でたまらなく好きなのだ。

 

 という訳で「わかる人がいれば良いな」シリーズ第2弾。

 個人的に「アウェイに来たな」と実感する瞬間を具体的に挙げていく。

 

空気の違いを感じた時

 バスや電車から降りた時。空港から外に出た時。

 温度の違い、空気の感触の違いを感じると、私は「アウェイに来たな」と実感する。

 山梨より涼しかったり、乾燥していたり。2年前にアウェイ琉球戦に行った時は那覇空港を出た瞬間、ムワッと蒸すような高温多湿の空気に驚いたりもした。

 

 同じ日本なのにここまで違うのか。日本は広いなあ、世界は広いなあ。

 ……と現地に着いて感慨深げに頷いている人がいたら、それは私です。

 

周囲の山並みを見た時

 これは周囲が山に囲まれている山梨県民限定(もしかしたら私限定)かもしれないけど、現地に着くとまず見るのが周囲の山並み。

 山梨とは全く形の違う山々が並んでいる、もしくは山がないことを確認すると、県外に出たことを実感するのだ。

 

 山梨の山は高い山が多いが、稜線はなだらかなものが多い。しかし県外の山はぽこっと飛び出ている山や、丘のような低い山がある。

 普段山に囲まれているゆえに、山の形は自分の中に刷り込まれていて、周囲の山並みが違うだけでも違和感を覚える。その違和感が県外に出た実感となるのだ。

 

 富士山は山梨県内でも見えない場所が多数あるので、富士山が見えないことへの違和感は正直あまり感じない。

 あと山梨は海なし県なので、海が見えると「海だー!」とテンションが上がる。30代に突入してもいまだにそうだ。

 

現地サポの方言や訛りを聞いた時

 スタジアムへ向かう途中の道やスタグルエリアで、現地のサポーターの方言を聞いて「訛っているなあ」と思った時も、アウェイに来た実感が湧く。

 

 私には金沢サポの友達がいて、アウェイ金沢戦に行くたびに会っているが、やはり言葉を聞くと訛っている。関西弁に近いけど、大阪の人とはまた違う独特の訛りだ。これを聞くと、地域の違いを感じる。

 逆に私の言葉も、金沢サポの友達からすれば訛っているんだろう。普段、父との会話はほぼ方言なので「お父さん、どこにいるでぇ?(どこにいるの?)」「そこにいろしよ。動いちょしね(そこにいてね。動かないでね)」などと普通に言う。方向音痴Lv.100のため、頻繁にいなくなる我が父。

 他人と会う時はさすがにそこまで方言は使わないが、やはり私も訛りは出てしまっていると思う。

 

 普段他の地方の方言や訛りを聞く機会はあまりないので、地方の言葉に触れると新鮮な気持ちになる。

 

スタジアム内に入った時

 これが一番「アウェイに来たぞー!」と思う瞬間だ。

 相手クラブの色に染まった観客席を見たり、スタジアムの構造やピッチとの距離感などが小瀬と違っていることを感じたりすると、アウェイに来た実感が湧いてきて、わくわくが止まらなくなる。

 

 スタジアム内の放送も、当たり前だけどホームスタジアムとは違っている。

 「このクラブにはこんな企画があるのか!」とか「こんなCMや番組をやっているんだ!」とか、とにかく発見が盛りだくさん。

 相手クラブのスポンサーのアナウンスを聞くと、ローカル企業も沢山あって「Jクラブは沢山の企業に支えられているんだなあ」と感慨もひとしおだ。

 

失点した時

 これ、なかなかに悔しいんだけど、甲府が失点して一気に盛り上がるスタジアムを目の当たりにした時も、凄まじいアウェイ感を感じる。

 

 ホームゲームなら失点してもビジター席が盛り上がる程度で、スタジアム全体が沸き立つことはない。

 でもアウェイゲームは逆だ。甲府が失点するとスタジアムは一斉に盛り上がるし、スタジアムDJは興奮した様子で「ただいまのゴールはぁ!」とか言うし、相手選手の顔はビジョンに大映しになるし、ホームゲームではまず感じられない悔しさを味わうことになる。

 コロナ禍以前はスタジアムDJとサポーターがコール&レスポンスをやっているクラブもあり、悔しいことこの上ない。今思い出しても悔しい。

 

 この悔しいアウェイ感。

 できればあまり味わいたくないものだけど、アウェイに行ったからこそ味わえるものでもある。

 

最後に

 コロナ禍でなかなか自由にアウェイ遠征に行けないけれど、コロナウイルスが収束したら、このようなアウェイ感をまた存分に味わってみたい(失点は別として)。

 もし「アウェイに来た実感」が他にもあったら、コメント等で教えてほしい。

 

 普通にアウェイ遠征に行けて、普通に応援ができるその日まで、もう少しの辛抱だ。

 

 

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