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ヴァンフォーレ甲府サポーターがサッカー知識2割、愛8割で語るブログ。

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アウェイ磐田戦のサッカー知識2割レビュー

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 行ってきました、鬼門・ヤマハスタジアム

 正直ここで勝った記憶がない。水色に染まったスタジアム内を見るだけで、うっ、嫌な記憶が蘇る……っ!

 

 ただ昇格のためにはそんなことも言っていられないし、そもそも俺達は勝ちに来ている。

 それでは京都、新潟と続いた上位3☆連☆戦の最後、アウェイジュビロ磐田戦をサッカー知識2割(甲府愛8割)で振り返っていこう。

 前半

 前半3分。いきなり悲劇が起こる。

 甲府のディフェンスラインを突破した磐田のルキアン選手を、甲府のメンデス選手が倒してしまい、一発レッドで退場。

 私は目の前で見ていたので一部始終がよくわかった。やはり決定機阻止でレッドが妥当。こればかりは仕方ない。

 ここまで守備に攻撃に大車輪の活躍だったメンディー。

 あのプレーは残念だけど、一つのプレーだけで責められない。ゆっくり休んでまた頑張ってほしい。甲府にはメンディーが必要なんだから。

 メンディーはピッチを退いた後、ウォーミングアップルームの窓から身を乗り出して、試合の様子を歯がゆそうに見ていた。

 

 私達のすぐ目の前で行われる磐田のセットプレー。

 守備で声を張り上げていたのは甲府の浦上仁騎選手。その声に思わずゴール裏も一気に沸き立ち、精一杯の手拍子を送る。

 そのセットプレーは難を逃れた。

 

 陣形を整えるために、前半10分で甲府山本英臣選手が投入され、長谷川元希選手がピッチを後にすることに。

 水曜日の天皇杯の悔しい逆転負けもあり、おそらく相当な気合いが入っていたであろう元希くん。

 肩を落としてものすごく悔しそうだった。

 

 前半15分には、磐田の大津祐樹選手にミドルシュートを決められる。

 甲府のGK岡西宏祐選手も触ったんだけど、シュートの勢いの方が勝った。

 

 磐田の選手達はみんな個の能力がすごく高い。

 トラップも巧いし、パスも正確だし、ポジショニングも良い。甲府のパスをカットしたり競り勝ったりして、ことごとくボールを回収されていた印象。

 甲府は焦りや動揺もあるからか、精彩を欠いているように思えた。

 

 それでも一人分の穴を埋めるべく、甲府の選手達は必死で走っていた。

 磐田の追加点を許さず、前半を0-1で終える。

 

後半

 ハーフタイムで甲府はウィリアン・リラ選手→三平和司選手、野津田岳人選手→中村亮太朗選手と、交代が行われる。

 ピッチに赴く選手を送り出す際、野津田くんは視線を落としうなだれていて、遠くから見ていた私にすら悔しい気持ちが伝わってきた。

 野津田くんと交代で投入された亮太朗くんは、落ち込む野津田くんをぽんぽんと叩いて励ましていた。

 

 後半が始まると、投入されたさんぺーさんと亮太朗くんがとにかくよく動き回り、チャンスも前半より多く生まれるようになる。

 磐田のセットプレーも体を張って弾き、追加点を与えない。

 磐田の攻撃力ならあと3、4点は取られていそうなのに、本当によく守った。

 

 途中出場の甲府の鳥海芳樹選手やパウロ・バイヤ選手は、前への推進力を見せる。

 水曜日の天皇杯でフル出場し、あの悔しい試合終了間際の逆転負けを味わった二人。これからますます期待が高まる。

 

 スタートから出ている甲府の選手達はもはや限界を突破していて、それでもなお走っていた。

 試合終了間際には、甲府の攻め上がりに左ウイングバックの荒木翔選手がついていけていなかった。90分間激しい上下動を繰り返した荒木くん。無理もない。

 ラストプレーの甲府コーナーキックでは、ボランチの山田陸選手が足を攣っていたらしく、険しい表情で足を引きずりながらポジションを取っていた。

 

 しかしみんなの思いも虚しく、コーナーキックを決められず0-1で試合終了。

 

試合後

 誰よりもダントツに早くゴール裏に挨拶に来たのは、誰よりも走った荒木くんだった。

 荒木くんのあの真摯な姿。私はおそらく忘れることはない。

 

 フル出場した右ウイングバックの関口正大選手はタオルを頭から被り肩を落とし、今まで見たことがないほど落ち込んでいた。

 でも今日は序盤戦の頃の積極性が少し戻っていたような気がする。3バックの右のニキくんがボールを持った時、幾度となく前線へ駆け上がってボールを呼び込もうとしていた。そして最後まで食らいつくように走っていた。

 大丈夫だ。頑張る人に道は拓ける。

 

まとめ

 選手は死にものぐるいで頑張っていた。

 結果が全ての世界だし、もちろん勝てれば最高だったけど、選手達の一生懸命な姿を見られただけでも良かった。

 伊藤彰監督含め、これは誰も責められない。むしろよく1失点に抑えたよ。

 帰り道、高速道路で選手バスが私達の車を追い越していったので、バスに向かって「お疲れさま。次は勝ちますように!」という念を送った。

 

 サッカー専用スタジアムのことについては、今回書く余地がなかったので、別の記事で書く予定。

 ただ一つ言えるのは「専スタは感動を呼び起こす」ということ。次の記事をお楽しみに。

 

 次節ホーム山口戦は、一発退場したメンディーと累積警告4枚の新井涼平選手のディフェンス2枚を欠くという事態に。

 オミさんや小柳達司選手、北谷史孝選手、野澤陸選手が選択肢に上がるのだろうか。みんな天皇杯で悔しい思いを味わっているから、山口戦ではやってくれるはずだ。

 

 こういう時こそ信じて応援しよう。

 私達にできることはそれだけだ。

 

 

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