2022シーズンも後半戦に突入した。
そろそろ2022小瀬BGMも聞き慣れてきた方もいるだろう。
そこで今年も2022小瀬BGMを一曲ずつ解説する。
「小瀬で流れているBGMって洋楽ばっかりでよくわからん!」というそこのあなた!
今年は邦楽が増えたよ!
そして私も相変わらず洋楽知識はあまりないから安心してくれ!
動画もあるので、気になった曲はぜひ再生して小瀬を感じてみてほしい。
ちなみに昨シーズンの小瀬BGM解説はこちら。聴き比べてみるのも面白い。
シーズンシート会員優先入場
Sing/Pentatonix
「Sing!」のフレーズが繰り返されるノリノリのナンバーでスタジアムに入場。
Pentatonixはアメリカ出身の5人組アカペラグループで、メンバーは日本好き。
サビに「Make 'em hear you from LA to Japan(ロサンゼルスから日本までみんなに声が聞こえるくらい)」という歌詞が入っている。
空き時間
Somebody/milet
日本語と英語がゆらめくように入り交じる、爽やかでありつつも切ない一曲。
milet独特の歌声が、小瀬の穏やかな雰囲気ともよく合う。
アルバム曲のため、フル尺の動画はなかった。
Born Slippy/UVERworld
イギリスのエレクトロニック・ミュージック・グループであるUnderworldの楽曲を、日本のUVERworldがカバーしたナンバー。
もちろんすべて英語詞で、UVERworldのボーカル・TAKUYA∞が完璧に歌い上げている。
派手さはないものの、聴いているとクセになってくる。
All You Had To Do Was Stay/Taylor Swift
「最も影響力のある100人」にも選ばれたことのあるアメリカのシンガーソングライター、テイラー・スウィフトの曲。
「All You Had To Do Was Stay(一緒にいてくれるだけで良かったのに)」というタイトルどおり、失恋の物悲しい気持ちを歌っている。
アンニュイな歌声が切なく小瀬に響き渡る。
一般入場
Worse Than This/Zebrahead
前の曲から一転し、テンションが上がるロックナンバーが大音量で流れる。
明るい曲調、そして「I know things will get better(物事は良くなるよ)」という歌詞は、甲府への応援歌とも受け取れる。
試合結果に辛くなった時に聴くのもオススメ。
空き時間
Ahead Ahead/雨のパレード
バラードが多い今年の小瀬BGMの中でも特に切ない曲。
がむしゃらに頑張る甲府の選手達の姿を想像しながら聴くと、高確率で涙することになる。
サビには一筋の光も見えるような、珠玉のバラード。
Beauty And A Beat/Justin Bieber
シンガーソングライターであり俳優でもあるジャスティン・ビーバーの曲。
「Cause all I need is a beauty and a beat(僕に必要なのは美女とビートだけ)」という、なんともパリピなナンバーである。
公式ミュージックビデオはさらにパリピ感があふれている。
Shut Up and Dance/WALK THE MOON
アメリカのロックバンド、WALK THE MOONの曲。
非常にまとまっていて、完成度の高さを感じさせるナンバー。
個人的にお気に入りの一曲で、小瀬で流れると思わず口ずさみたくなる。
We Are/Kisma
アーティストの詳細は不明で、楽曲についても不明な部分が多い。
歌詞はちょっぴりエロい。
選手バス到着
Merry-Go-Round/MAN WITH A MISSION
満を持して来ました。小瀬BGM担当のお気に入り邦楽アーティスト、MAN WITH A MISSION。
希望を感じさせる明るいロックナンバーで、バスから降りてこれから戦いに向かう選手達への期待がより高まる。
アニメ『僕のヒーローアカデミア』のOP曲でもある。
空き時間
Galway Girl/Ed Sheeran
イギリスのシンガーソングライター、エド・シーランの曲。
2020小瀬BGMに採用された「Bibia Be Ye Ye」と同じアルバムに収録されている。
「ネイティブスピーカーでも歌うのは困難」といわれている超高速ラップがなんとも心地良くてクセになる。
Dude(Looks Like A Lady)/Aerosmith
「エアロスミス」は人名やない。アメリカのロックバンド名や……。
タイトルを訳すと「女性のような男性」。「女みたいな野郎とそういう関係になったけど、最高だったぜ!」という軽いノリの曲。決して深く考えてはいけない。
去年の夫婦喧嘩ソング「So What/P!NK」といい、BGM担当はたまに危ない曲をぶっ込んでくる。
Magic In The Air/NACHAS
2019年時点で甲府サポーターだった方には、内田健太選手(現・愛媛FC)のチャントでお馴染み。
思わず「内田健太アレ! アレアレアレ!」と口ずさみたくなる一曲。
歌詞はフランス語で、サッカーソングとしてもお馴染み。
前節ハイライト
Spreadown/UVERworld
前節の試合で勝利した場合のみ流れるハイライト映像のBGM。
今シーズンはまだ2回しか使われていないので、この音楽がたくさん流れてほしい。
UVERworldはインスト曲も多数制作しており、この曲もその一つ。
ピッチ内アップ開始
Sandstorm/Darude
フィールドプレイヤーがアップのためにピッチに入ってくる時の曲。
フィンランド出身のディスクジョッキー、ダルードの代表曲で、スポーツソングとしてはお馴染みのナンバー。
数々のスポーツ選手の入場曲として使用されている。
サポーターセレクトファイトソング
Beautiful Now ft. Jon Bellion/Zedd
2021小瀬BGMに収録されている「Beautiful Now (SME Project Dance Cover)/SME Project」の原曲。
歌詞は官能的だが下品さは感じられず、むしろ恋人同士の美しさを感じる。
小瀬では毎試合変わる「選手セレクトファイトソング」に続いて流れるものの、誰が選曲したのかは不明で、しかも毎試合この曲が流れている。
選手紹介映像
Action Energetic/J.boss
選手紹介映像のイントロ部分に使われている短い曲。
アーティストの詳細は不明。
My Sports Power Generator/ Mango Audio
選手紹介映像本編のBGM。
こちらもアーティストの詳細は不明だが、Spotifyのプロフィールによると、どうやらウクライナ出身のアナトリー・メルナイコビッチさんという方が作っているらしい。
今年のスタイリッシュな映像にピッタリ合う、ノリの良いナンバー。
空き時間
The Phoenix/Fall Out Boy
突然始まる重々しい雰囲気のロックナンバー。
冒頭から「Put on your war paint(戦いの準備をしろ)」と好戦的である。
「ぬるいポップに染まった世界を俺達が塗り替えてやるよ」という意味合いの歌詞と曲調が、小瀬を戦場へと変えていく。
Never Give Up/Sia
映画『LION』の主題歌で、アーティストは2020小瀬BGMに収録されている「Alive」を歌ったSia。
『LION』の作中で家族との再会を諦めなかった主人公のように、絶対に諦めない気持ちを歌い上げている。
ワタリドリ/[Alexandros]
小瀬BGMの中では珍しい、邦楽の大ヒットソング。
空き時間の長さにもよるが、時々流れている。
Here It Comes/The Sunshine Underground
「ワタリドリ」を流し終えてもなお時間が余る時にのみ流れる曲。
しかもすぐにボールパーソン・担架隊の入場が始まるので、フル尺で聴くことはほとんどない。
つまり、小瀬BGMの中ではかなりのレア曲である。
ボールパーソン・担架隊入場
SOUL/UVERworld feat. 青山テルマ / 愛笑む
ボールパーソン・担架隊の学生達が駆け足で入場。
UVERworldにしては珍しい、楽しく明るくポップな曲。
小瀬BGM担当は、UVERworldとMAN WITH A MISSIONが大好きです(断言)。
試合前煽り映像
Norwegian Pirate (Instrumental)/Two Steps from Hell
「ん? この曲、前にも聞いたことあるぞ?」という方は小瀬BGM通。
何を隠そうこの曲、2020年の選手紹介映像のBGMなのだ。
勇ましく壮大な雰囲気が試合前の気持ちを盛り上げる。
選手入場直前
Serenity Amongst the Turmoil =3EM04=/鷺巣詩郎
試合前の緊張感を一気に高める曲。
『新世紀エヴァンゲリオン』のBGMで、小瀬ではかなり前から使用されている。
ハーフタイム
Cheap Thrills (Workout Mix)/Power Music Workout
昨シーズンのハーフタイムBGM「The Greatest (Workout Mix)/Power Music Workout」と同じく、Siaの楽曲をカバーしたもの。
こちらも原曲よりかなりテンポが早くなっており、ほぼ別曲。
Shape of You/Ed Sheeran
2022小瀬BGMでは2曲目のエド・シーランの楽曲。
タイトルの「Shape of You」とは、直訳すると「君の形」。つまりは「君の身体の形」となり、歌詞は若干エロティック。
官能的な歌詞でもあまり意識することなく、サラッと聴けるのが洋楽の良いところだ。
We Will Rock You/The Struts
ハーフタイムで時間が余ると流れるレア曲。
Queenの代表曲だが、これはカバー版。
試合終了後(引き分け・敗戦)
泥だらけの靴/神部冬馬
勝てなかった時に切なく流れる、ヴァンフォーレ後援会会長・神部冬馬さんのバラード曲。
甲府サポーターにそっと寄り添い、次節への希望を与えてくれる名曲である。
デジタル音源はないので、ぜひヴァンフォーレ後援会に入会し、特典のCDを受け取って聴いてほしい。
試合終了後(勝利)
ランナーズハイ/Novelbright
スタジアムDJ・奏佑さんの「○対○で、ヴァンフォーレ甲府の勝利です!」のアナウンスの直後にかかるナンバー。
Novelbrightのボーカル・竹中雄大さんの晴れやかな歌声が、勝利の高揚感をさらに高めてくれる。
小瀬で何度でも聴きたい名曲。
Spotifyのプレイリスト
最後に
今年の小瀬BGMはバラード曲が増え、今シーズンの甲府の成績や選手達と重ね合わせると、なんとも切ない気持ちになる。
もちろんテンションが上がる曲もあるので、気分に合わせて聴けることも2022小瀬BGMの魅力だ。
残り試合、まだまだ色々なことがあるだろう。
勝てなかった時はバラード曲でしんみりと、勝った時はロックナンバーで気分をアゲる。
小瀬BGMを聴きながら、残りのシーズンを楽しんでいこう。
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