ヴァンフォーレが好きだと叫びたい

ヴァンフォーレ甲府サポーターがサッカー知識2割、愛8割で語るブログ。

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選手名鑑制作のウラ側

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 6月5日、自作の選手名鑑を甲府駅バスターミナルで配布した。

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 甲府サポさんや、その日の対戦相手だったアルビレックス新潟のサポーターさんにも受け取ってもらえた。

 その後、甲府駅で受け取れなかったサポーターさんから「ほしいです!」とのお声をいただき、直接手渡したり、ヴァンフォーレ後援会ブースや小瀬体育館レストランにも設置させていただいた。

 もう本当にありがたいことで、受け取ってくれた皆さんには感謝の気持ちでいっぱいだ。

 

 今回は自作の選手名鑑を作ったきっかけやこだわった点など、制作のウラ側を紹介する。

 

制作のきっかけと歴代選手名鑑

 きっかけは愛媛FCサポーターである、モカさんが作った選手名鑑だ。

 愛媛の選手や監督を、あたたかい眼差しとユーモアを織り交ぜて紹介している選手名鑑で、モカさん本人が描いたほんわかとした選手の似顔絵も併せて載っている。

 愛媛の選手達に親近感が湧き、思わず愛媛FCを好きになってしまう傑作だ。

 今シーズンの選手名鑑は制作中とのことで、まずは2020シーズンのものをぜひ読んでほしい。

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 私はモカさんの選手名鑑2018シーズン版を読んで衝撃を受けた。

 選手名鑑といえば、シーズン初めに各サッカー誌から出版される選手名鑑が一般的だ。選手のキャラクター面も載っていることもあるが、プレースタイルや今までの経歴が大半を占める。

 そんな常識を覆すモカさんの選手名鑑。 選手のキャラクターや他の選手との絡みにフォーカスすることによって選手に親近感が湧き、読み進めていくといつの間にか愛媛FCを好きになっていた、という感覚なのだ。

 

 私は「甲府バージョンを自分で書きたい!」と思った。

 こういう形式の選手名鑑ならサッカー初心者でも読みやすいし、甲府のことを好きになってもらえるかもしれない、と思ったのだ。

 それと同時に物書きの血が騒いだ。当時サッカー知識が1割だった私でも、こういった形式なら書けることはたくさんある。

 

 すぐさま私はモカさんにメッセージを送り、モカさんは快諾してくれた。

 モカさんの許可が下りて、私は取り憑かれたように書いて書いて書きまくった。

 

  最初の選手名鑑は、サポ仲間さんと私が運営しているサイト「Jサポライター部」で、2018シーズンの選手を紹介記事として制作した。

j-writerclub.jimdofree.com

 

 翌年は私が寄稿しているフリーペーパー「バス小瀬新聞」の編集長、須田康裕さんご協力のもと、紙媒体として配布した。

j-writerclub.jimdofree.com

 

 2020シーズン版は長い中断期間からの超過密日程だったため、プチ版だけTwitter上でツリー形式にて公開した。

 

 自分で言うのも何だけど、特に2018シーズンの選手名鑑は今読むと自分の成長を感じる。つまり、当時はかなり未熟だった。

 文字数も選手によってまちまちだし、熱意の込め方も差がある。「よくこんなことを書いたなあ」と思ってしまう文章もちらほら。

 2019シーズン版はどの選手も5行縛りで書いてあるものの、5行目の文字数は選手によってバラバラだ。

 

 今年のバージョンを作る前に、過去の自作選手名鑑を全て読んで、その反省を活かすことにした。

 

 2021シーズン版のこだわり

  まず大前提として、ネガティブなことは一切書かない。

  ネガティブな文章で終わることは論外だし、ネガティブをポジティブでフォローすることも、結局はネガティブな部分が残ってしまうので極力避けた。

  甲府の選手を好きになってもらうための文章なのだから、ネガティブなことを書く必要は一切ないのだ。

 

 次に、選手のキャラクター性を前面に出した。

 「選手は人間だろ!」と言われそうだけど、私達サポーターは少なからず選手をキャラクター的に見ている側面がある。底抜けに明るい三平和司選手はその代表例だ。

 ギャップも活用した。プレーはゴリゴリ系だけど普段は温和な有田光希選手、普段は天然なのに試合中は得意のドリブルで敵陣を切り裂く泉澤仁選手、といった具合に。「ギャップ萌え」という言葉もあるくらい、ギャップはその人の魅力を引き出す大切な要素だ。

 反対に各選手のプレースタイルは、キャラクターを引き立たせる一要素程度に留めておいた。初心者が「〇〇選手はロングフィードが得意で……」という文章を読んでも、その選手の人柄は感じ取れないからだ。

 

  文字数にも気を配った。

 余白は2文字分以内というルールを自分に課して、できるだけ枠ギリギリまで書く。

 枠からはみ出る、または余白が多すぎる場合は、削ったり他の言葉に置き換えたりした。時に文章の半分以上を書き直したこともあったほど。

 こういう時は文章力以上にネタの数が物を言うので、リーグ戦開幕前のオンラインキックオフパーティーの動画を見てネタを仕入れた。

 余白がまちまちなだけで熱量の差を感じてしまうので、文字数の調整は本当に大変な作業だったけど手は抜かなかった。

 

  2021シーズン版では、今シーズンの甲府の見どころや座席の選び方などの解説も付いている。

 見どころを知っているのと知らないのとでは、試合を見た時の感じ方が違う。試合はただ淡々と行われている訳ではなく、どのクラブもそれぞれ昇格なり残留なり、何かしらの目標を達成するために繰り広げられている。

 その目標や現在の立ち位置を知っておくだけでも興味が湧くし、試合観戦の時に自然と熱が入るのだ。

 座席に関しては、私が野球好きの友人と話をしていた時「野球観戦をする時はどこの座席を買えばいいの?」と言ったことがきっかけだ。おそらく友人もサッカーに対して同じことを思っているだろうと感じた。

 「場違いな席だったらどうしよう……」ということは、初めて観戦するにあたって一番の不安要素。そのせいでサッカー観戦をためらってしまってはもったいない。

 初心者の不安をできるだけ払拭するのも「みんなで楽しもう!」と銘打った選手名鑑の使命だと思った。

 

最後に

  校正していただいた外川伸一さん、上松裕之さん、渡邊則子さん。

  印刷をしていただき、配布にも協力してくださった須田康裕さん。

 サポーター制作の選手名鑑の元祖であり、校正もしてくださったモカさん。

 選手名鑑の設置場所を提供していただいた小瀬体育館レストランの皆さん、ヴァンフォーレ後援会の皆さん。

 そしてこの選手名鑑をお読みいただいた皆様。

 本当にありがとうございました! 

 来シーズンもどうぞよろしくお願い致します。

 

 

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