オリンピック中断期間前の最後のホームゲームが終わった。
8月9日までホームゲームがなく、寂しい思いをしている甲府サポもいることだろう。
そこで今シーズンの小瀬BGMを紹介する。
「小瀬で流れているBGMって洋楽ばっかりでよくわからん!」というそこのあなた!
私も洋楽知識はあんまりないから安心してくれ!
曲が流れている時間帯や場面も併せて紹介するので、少しでもホームゲームの雰囲気を感じてもらえたら嬉しい。
開門
Dumb Blonde/Avril Lavigne
キックオフ2時間前のスタジアム入場開始時に流れる曲。
初っ端からアヴリル・ラヴィーンでテンションを上げて堂々と入場。
全席指定席のため、まだスタジアムの中にいる人はかなり少ない。
選手スタジアム入り
evils fall/MAN WITH A MISSION
冴え渡るギターのサウンドと共に、ヴァンくんがバスを誘導。
バスが停車すると、監督、スタッフ、選手が次々とバスを降りてロッカールームへと入っていく。
小瀬BGMの中で数少ない邦楽のひとつ。
ピッチ内アップまでの空き時間
Centerfold/The J. Geils Band
甲府の選手のスタジアム入りが終わると流れる曲。
たぶん誰もが一度は聴いたことのあるフレーズから始まる。
ノリが良く、思わず身体を左右に揺らしたくなる一曲だが、歌詞の内容は「同じクラスにいた憧れの天使が、いつの間にかグラビアクイーンになっていたぜ!なんてこったい!」というもの。ちなみに邦題は「堕ちた天使」。
サッカーには1ミリも関係ないけど、とにかく歌詞が面白い。
Uptown Funk( feat.Bruno Mars)/Mark Ronson
この曲もノリが良くて、身体を揺らしたくなる(不審者)。
YouTubeでは42億回も再生されているという、米津玄師もびっくりのナンバー。
歌詞はというと「俺って超イケてるだろ?超ホットだろ?」っていうキングオブナルシストなやつ。「ワタシ一番カッコイイ!」って言っていた先代エースを思い出した。
Stronger/Clean Bandit
アクの強い前の2曲から一転、透明感のあるクリーンな曲になる。
甲斐の山々に囲まれた小瀬には、透明感のある曲がよく似合う。
「強くなりたい」というストレートな歌詞も、曲調によくマッチしている。
Beautiful Now (SME Project Dance Cover)/SME Project
カバー版が数多く出ている楽曲だが、小瀬で流れているのはこのバージョン。
サビのフレーズは聞いたことのある人もいるはず。
Daydream Believer (1) (Beat Mix)/Featbeat
こちらもカバー版が数多く出ており、日本語バージョンはセブンイレブンのCMでおなじみ。
このバージョンは7分もあるので、小瀬では途中で切られることが多いが、サビ部分を一度聴けば「ああ!あの曲ね!」となるはず。
The Middle/Zedd, Maren Morris, Grey
恋人同士のすれ違いを描いた切ない一曲。
動画の34秒辺りからは、歌声がスタジアムや甲府盆地に響いているような感じがして、個人的にとても好き。
マレン・モリスの少しかすれた声も切なさを加速させる。
Tubthumping/Champs United
TBSの「スーパーサッカー」にも使われた曲。
「打ちのめされても、また起き上がってやる。倒されたままだと思うなよ」という諦めない気持ちを綴った、自分を鼓舞する応援歌。
2021小瀬BGMの中で、最もサッカーらしい曲かもしれない。
One More Time/GACHI DANCE PROJECT
繰り返される「One More Time」のフレーズが耳に残る。
Spotifyにはなかったが、YouTubeには音源があった。
So What/P!NK
「だから何?」という刺激的なタイトルに違わぬ、刺激的な曲。
「あんた(元旦那)は道具に過ぎなかったのよ」「また喧嘩でもおっ始めますか!」という歌詞で、全体的に好戦的ながら元旦那への強がりとも取れる。
PVでは楽器屋でギターをぶっ壊したり、チェーンソーで木をなぎ倒したり、新婚さんが乗る車をめちゃくちゃにしたりとやりたい放題。さらに行動はエスカレートするが、その後の行動はここにPV動画を載せられない理由とともにお察しください……。
ピッチ内アップ開始
Sandstorm/Darude
フィールドプレイヤーがピッチ内アップのため出てくる時の曲。
手拍子しやすいこともあり、スタジアム全体が一気に試合ムードに切り替わる。
2020シーズン以前から流れており、他のスタジアムや他競技でもよく流れる、スポーツの定番曲である。
WE ARE GO/UVERworld
ウォーミングアップが進み、スタメン組が鳥かごをしている時に流れる曲。
個人的にヘビロテしているお気に入りソングでもある。
曲のテンポはそれほど速くないものの、士気を上げるのにピッタリ。
繰り返される「We are」のフレーズで思わず拳を突き上げたくなるような曲。
選手紹介
将軍/harryfaoki
選手紹介映像冒頭の曲。
居合術家・𠮷村兼庚さんの演武とともに流れる。
ピッチ内アップ終了後
BLOW/Ed Sheeran, Chris Stapleton & Bruno Mars
選手紹介が終わり、ゲームキャプテンがサンクスデーの市長や町長から記念品を贈呈される時に流れている曲。
歌詞では意中の女性を振り向かせる様子を表現している。
Rock/Filapine
サンクスデーの市町村の紹介映像が終わった後に流れる曲。
Queenの「We Will Rock You」と出だしがそっくりだが、まったく別の曲。
ボールパーソン&担架隊入場
Take What U Want/MAN WITH A MISSION
勢いの良いギターとともに、ボールパーソンと担架隊が駆け足で入場してくる。
小瀬の邦楽はUVERworldとMAN WITH A MISSIONが大半を占めている。
BGM担当はこの2グループが好きに違いない。
選手入場直前
Serenity Amongst the Turmoil =3EM04=/鷺巣詩郎
煽り映像が終わった後に流れ、試合前の緊張感を一気に高める曲。
これを聴くと「いよいよ試合が始まる……!」と身が引き締まる。
小瀬ではフル尺で流れる訳ではないけど、少し聴くだけでも緊張感が味わえる。
選手入場
THE GLORY/J.LEAGUE ANTHEM
選手入場でおなじみの一曲。
スタジアムDJ・前村里菜さんの「スポーツの根底にあるもの――」というアナウンスから始まり、同じくスタジアムDJ・奏佑さんの「2021明治安田生命J2リーグ第◯節(中略)ヴァンフォーレ甲府対〇〇(対戦相手)、審判・選手の入場です!」という晴れやかな声が響き渡る。
選手が入場してくる中、サポーターはタオルマフラーを掲げ、スタジアムが青赤に染まる。
毎試合同じ光景なんだけど、やっぱり特別な時間でもある。
ハーフタイム
The Greatest (Workout Mix)/Power Music Workout
前半が終わり、大型ビジョンで一通りCMが終わると流れる曲。
原曲のアーティストは2020小瀬BGMにも登場したSia。
原曲よりもスピード感にあふれており、ほぼ別の楽曲になっている。
Curiosoben 3/beatz aboelezz
曲の詳細は不明だが、小瀬では2020シーズン以前もずっと流れていた。
つい最近になってSpotifyやAmazon musicにも登録された、ちょっと不気味なナンバー。
Requiem for a Tower/London Music Works
ハーフタイムも終わりに近づき、戦いの再開を予感させる緊迫感のある一曲。
この曲もかなり前から小瀬で使用されていた。
得点時
Seven Nation Army/Power Music Workout
甲府の得点が決まって、奏佑さんの「ゴーーール!!!!!」の絶叫の後に流れる。
得点シーンが大型ビジョンに映し出され、スタジアムの興奮は最高潮に。
ちなみにこのフレーズは、クリスティアーノ選手(現・柏レイソル)や小塚和季選手(現・川崎フロンターレ)の甲府時代のチャントしても使用されていた。
試合終了後
ゆらせ/藤巻亮太
試合が終わり、選手がスタジアムを周回している時に流れる曲。
勝った時は誇らしく聞こえ、勝てなかった時には少し切なく聞こえる。
Spotifyのプレイリスト
この記事にある曲でも、Spotifyにはない曲もあるので要注意。
まとめ
洋楽が大半を占める小瀬BGM。
でも小瀬でも意外と無意識に聞いているし、小瀬以外でも聞きなじみのある曲が多いので、気になった曲はぜひ動画やSpotify、ダウンロード購入で聴いてみてほしい。
何より、聴くだけで驚くくらい小瀬の情景が広がる。中断期間が明けるまで、音楽で小瀬を感じよう。