ヴァンフォーレが好きだと叫びたい

ヴァンフォーレ甲府サポーターがサッカー知識2割、愛8割で語るブログ。

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ホーム新潟戦のサッカー知識2割レビュー

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 やってきました、川中島ダービー

 「アルウィンでやるから川中島ダービーなんだよ!」という父の小言は置いといて。

 ※2003年と2006年の川中島ダービーは、松本山雅FCの本拠地・アルウィンで開催。

 

 甲府と新潟はお互い2017年に降格して、そこから共にJ2を戦い4年目に突入した。

 去年まで新潟は昇格圏・プレーオフ圏に入ることができていなかったけれど、今年の新潟は今までの新潟とは別物として考えた方が良い。

 ここまで(試合前)総得点はリーグトップの34得点。失点はリーグで3番目に少ない13失点。

 2019シーズンの京都に怒りを覚えたJ2得点王、レオナルド選手みたいな怪物級FWは今シーズンの新潟にはいない。

 その分みんながコンスタントに点を取る感じ。しかも毎回複数得点。ヴェルディ戦なんて7-0で圧勝していたしね。

 前節もFC琉球に逆転勝利。その勢いで小瀬に乗り込んでくるので、正直対戦するのが怖かった。

 

 それではまたも首位との対戦となったホーム新潟戦を、サッカー知識2割(甲府愛8割)で振り返っていこう。

 

前半

 お互い上位対決らしい良い戦いをしているなあ、と思ったら。

 21分。甲府サポ的には1文字違いでおなじみ、新潟の堀米悠斗選手が、誰もいないところにまさかのバックパス。これには甲府サポからも驚きの声が。

 それをかっさらった甲府泉澤仁選手が冷静にゴール。

 これで仁くんは今季5点目。チーム内得点王の座をさらに確固たるものにした。

 5得点でチーム内得点王って他サポは笑うかもしれないけど、みんながまんべんなく取っているんやで……。

 

 喜びもつかの間、35分に新潟の谷口海斗選手に同点弾を入れられる。

 これで甲府は5試合ぶりの失点。ホームでは4月10日以来の失点。ビジター席が歓喜に湧くのも久々だあ……。

 

 気になったのは甲府の大卒ルーキー、法政コンビの関口正大選手と長谷川元希選手の攻撃面でのプレー。

 右ウイングバックの関口くんは、序盤戦こそ物怖じせずドリブルでガンガン前へ前へと攻めていたけど、ここ数試合、特にこの試合の前半は攻撃の場面でほぼ横パスかバックパス。

 もちろん前へ攻めるだけがサッカーではないので、時にはバックパスもアリなんだけど、最近は序盤戦の勢いが鳴りを潜めてしまっている。

 シャドーの元希くんも4月21日のホーム相模原戦以来、ゴールがない。その焦りからか、最近はちょっと精彩を欠いているように見える。

 相手から徹底的に研究・対策されていることが主な原因だと思う。そしてカッチリと対策されていることで、おそらく関口くん・元希くんに迷いがあったり自信がなくなったりしているのだ。

 ルーキーなら誰もがどこかでぶち当たる高い壁。「壁を悠々と超えていくのは三笘くらい」とサポ仲間さんが言っていた。マリオか。

 でも関口くん・元希くんならこの壁を必ず乗り越えてくれると私は確信している。そのくらい今年の大卒ルーキーには光るものがある。

 そして二人とも高い壁を乗り越えたら、一回りも二回りも成長できることだろう。

 

 失点後、かなり攻められていたけど追加点は与えず、前半を1-1で終える。

 

後半

 お互い交代はなく、そのまま後半へ。

 

 56分。新潟の谷口海斗選手にこの日2点目を決められ、1-2に。

 甲府のGK岡西宏祐選手も手で弾いたんだけど、ボールはゴールへと吸い込まれた。

 今シーズン最大級のビジター席の盛り上がり。今思い出しても悔しいいいいい。

 

 同じ選手に2点決められ、今シーズンのあのトラウマが脳裏をよぎる。

 

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※トラウマのため画像が霞んでいます

 甲府はすぐさま三平和司選手を投入。79分には中村亮太朗選手、鳥海芳樹選手、久々の出場である有田光希選手を投入。 86分には山本英臣選手も投入。

 3枚替えした辺りから前線が活性化し、立て続けにチャンスが生まれる。

 

 関口くんも前半よりは積極的に仕掛け、果敢な仕掛けからコーナーキックを獲得した場面もあった。

 そうそう、こうやって少しずつ壁を乗り越えていこう。

 

 鳥海くんが華麗なドリブルで相手をかわし、小瀬が一気に湧く場面もあった。

 だんだん押せ押せムードが出てきた89分。

 その鳥海くんがオシャレヒールパス。そのパスをもらった甲府の荒木翔選手がゴール前にクロスを上げる。

 新潟のDFもいてゴチャゴチャしていた中、その前のロングスローで前線に残っていたメンデス選手が右足を振り抜くと、シュートはゴール左隅に決まる。

 土壇場で追いつき、小瀬の興奮は最高潮に。

 同点弾ということもあり、メンディーの喜び方はユニ脱いで振り回してイエローくらった栃木戦よりは控えめだったけど、新井涼平選手と熱く喜び、泣きそうな表情で十字を切り神様に感謝していた。

 これでメンディーは今季3点目。2点はコーナーキックから頭で決めていて、以前はゴール前の決定機を足でふかすこともあったけど「足でもきちんと決められるんだぞ!」ということを証明してみせた。

 

 ここから小瀬はスーパー押せ押せムード。

 サポーターもアドレナリン全開で手拍子を送る。選手達も息を吹き返したようにガンガン攻める。

 小瀬でこんなに手拍子が響いたのはいつ以来だ?と思うくらい、手拍子が共鳴し合って凄まじい音圧だった。コロナ禍を忘れるくらいスタジアムのボルテージは上がっていた。

 しかし決勝点はどちらのチームにも生まれず、2-2で試合終了。

 

試合後

 試合終了の笛が鳴ると、両チームの選手がピッチに倒れ込む。

 甲府盆地の暑さもあっただろうけど、それ以上に死闘だった。

 とにかく全力を出し切ったピッチ上の選手達を褒めたい。

 

 まとめ

  久々に失点して気持ちが落ち込みかけたけど、メンディーの同点弾で一気に生き返った感じがする。

 どんなチームだっていつかは失点するし、いつかは負ける。ずっと失点しないチームはないし、負けないチームもない。そう書くと「フロンターレ!」とツッコミが来そうだけど、川崎フロンターレだってここまで来るには相当な苦労があったのだ。以前、仲の良い川崎サポさんが切々と語ってくれた。

 その中でも引き分けに持ち込んだことは大きな収穫。この勝ち点1が後々活きてくると信じよう。

 

 関口くんと元希くんに関しては、そこまで深刻に心配はしていない。

  「壁にぶち当たっているな」とは感じているけど、あの二人なら乗り越えられると思っている。なので私はあたたかく見守ろうと思う。

 間違っても責めることだけはしたくない。二人とも一生懸命やっている証なのだから。

 

 さて、次は上位3☆連☆戦の最後、アウェイジュビロ磐田戦。

 ここまで2分けと来ているので、最後は勝って締めたいところ。

 私は昨シーズンの開幕戦以来のアウェイ遠征の予定だけど、昨日(6月5日)の山梨県内の新型コロナ感染者数はまさかの47人(過去最多)。

  日本全体で感染者数が減少傾向にあるのに、何で山梨だけ……。

 無事ヤマハスタジアムに行けるのか!?私の週末はどっちだ!

 

 

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