現在7試合勝利から見放されているヴァンフォーレ甲府。
止まらぬ失点。野次。挙げ句の果てには選手への誹謗中傷。
色々な問題が渦巻いているが、クラブ公式はそれらに屈せずおもしろネタを投下してくれた。
というわけで、年イチ行事になりつつある「vfkおもしろ大賞」を今年も開催する。
私が気になったり、面白いと感じたりした選手に賞を贈るこのコーナー。
賞品は現地での全力応援。
こんな時こそスカッと笑おう!
山梨に永住しちゃいま賞
キャプテンの関口正大選手が受賞。
6月22日のホーム愛媛戦は中央市サンクスデー。
試合前日には、中央市職員のTさんによるインタビュー形式で、関口選手が中央市をPRする動画が公開された。
動画内では、関口選手の娘さんがとうもろこし好きという情報の他に、関口選手の奥様が中央市のご当地焼きそば「青春のトマト焼きそば」が大好きだということが発覚。
その後、スタッフからなぜか「(関口選手も)試合前に抜け出して食べてください!」と言われる謎の展開に。
試合前にスタジアムを抜け出してトマト焼きそばを食べるキャプテン……。
動画でも言われているが、いるはずがないと思われているから逆にバレないかもしれない(?)
ホーム千葉戦の試合後には、ゴール裏のサポーターに声を枯らして一致結束を呼びかけた関口選手。
試合でなかなか笑顔が見られないのが辛いところだが、この動画では終始柔らかな笑顔を見せていた。
愛妻家かつ子煩悩な一面もあり、ご家族の話が振られると途端に温厚なパパの表情を見せる。
撮影終了後にはスタッフから「そろそろ中央市で土地探して家建てた方がいいんじゃないですか?」と言われ「買いますか、中央市に」と笑顔で答えた。
大卒で加入し、今年で甲府在籍4年目。
キャプテンに就任してそろそろ丸一年が経とうとしている。去年の夏に中央市関連で何かがあったような気がするけど思い出せない。
関口選手の山梨永住は甲府サポーター共通の願いだろう。
ぜひ山梨に家を買って、ヴァンフォーレ甲府を末永く引っ張ってほしい!
仕事を選ばないで賞
鳥海芳樹選手が受賞。
関口選手と同じ98年組で、今年から背番号10を背負っている新エースだ。
市川三郷町の一大イベントで、全国屈指の花火大会でもある「神明の花火」。
現在、市川三郷町では「神明の花火」のクラウドファンディングを行っており、遠藤浩町長が激推ししている鳥海選手がPR動画に出演することになった。
どんな動画なのかは……まず見てほしい。
忙しい人のために要約すると、実際の市川花火の映像を背景に、鳥海選手が花火師と観客と花火のモノマネをするだけの動画。
文面だけだと何が面白いのかわからないだろうから、とにかくまずは動画を見てほしい。
「時間ねえよ!」っていう人に向けて説明すると、鳥海選手の身体の張りっぷりが本当にすごい。
自分の見栄えとか格好良さとかかなぐり捨ててまで、市川三郷町やヴァンフォーレ甲府を盛り上げようとしている。
「そこまでやる!?」と思うくらいやっているので、お願いだから動画を見てください。
鳥海選手といえば「仕事を選ばない」「身体を張る」ことで有名。
10月20日(金)V・ファーレン長崎戦 『信陽製油 presents VFKハロウィン』開催のお知らせ | ヴァンフォーレ甲府 公式サイト
去年のハロウィンイベントでは数少ないあまり仕事を選ばなさそうなコスプレメンバーに選ばれ、しかも一人だけ2種類のコスプレにチャレンジ。
✨10/20(金)#甲府長崎 𝙉𝙚𝙬 𝙂𝙤𝙤𝙤𝙙𝙨✨
— ヴァンフォーレ甲府グッズ【公式】 (@vfk_goods) 2023年10月17日
✔︎ ボクサーパンツ 各¥2,500(税込)
🌐2023ユニ柄/ヴァンくん総柄/ヴァンくんのパンツ
3種類のボクサーパンツが登場🩲👋🏽
ユニセックス仕様なので老若男女問わずご使用いただけます!!#ヴァンフォーレグッズ#vfk #中山陸 #鳥海芳樹 #大和優槻 pic.twitter.com/FTnlzXYwZJ
またオフィシャルグッズのボクサーパンツの宣材写真にも登場。
同期で仲良しの長谷川元希選手(現・アルビレックス新潟)から「1番右の人結構いい歳だけどめっちゃ体張るんだよな」と引用ポストされていた。
今年のサポスタ交流会で「今年パンツモデル以外で挑戦したいことはありますか?」と質問したところ「基本自分は仕事選ばないんで……。依頼されたら何でもやります」と答えていた鳥海選手。
クラブや市川三郷町にとって、鳥海選手の存在はとても貴重ではないだろうか。
仕事を選ばないということは、依頼した側の思いを汲み取って献身的に働くということ。
その献身性はプレーにも表れており、攻撃の要として無くてはならない存在になっている。
もちろんホーム愛媛戦の開始15秒ゴールのような、記録にも記憶にも残るプレーも素晴らしい。
長谷川選手から受け継いだ新10番の輝きは、ピッチ内外で増しつつある。
どうか鳥海選手にサッカーの神様が微笑みますように……!
最後に
今の戦績だとどうしても暗い雰囲気が漂ってしまう。
それでもクラブはその暗雲を取り払おうと必死に頑張っている。
私達サポーターにできることは、サッカーのある毎日を楽しむこと。
98年組でキャプテンの関口正大選手、エースの鳥海芳樹選手が明るく頑張っているのだから、私達も明るく楽しまないと二人に申し訳ない。
とにかく今を楽しもう。その先にきっと明るい未来が待っているはずだ。