フジフイルムスーパーカップまであと4日。
今年は特に多くの新加入選手が加わっており「覚えきれない」「顔と名前が一致しない」との声が散見される。
しかしフジフイルムスーパーカップまではあと4日である。
シーズンが開幕したら自然と覚えられるんだろうけど、なるべく早く顔と名前と特徴を一致させた方がよりスーパーカップを楽しめるだろう。
そこで今回は今シーズンの新加入選手を、なけなしのサッカー知識と大きな愛で紹介する。
どの選手も魅力的なので、ぜひ覚えてほしい。
- DF5 蓮川壮大(はすかわ そうだい)
- MF8 武富孝介(たけとみ こうすけ)
- FW11 松本孝平(まつもと こうへい)
- DF13 三浦颯太(みうら そうた)
- MF17 品田愛斗(しなだ まなと)
- MF20 遠藤光(えんどう ひかる)
- GK21 渋谷飛翔(しぶや つばさ)
- MF26 佐藤和弘(さとう かずひろ)
- FW28 水野颯太(みずの はやた)
- DF29 神谷凱士(かみや かいと)
- MF41 土肥航大(どひ こうだい)
- DF49 井上詩音(いのうえ しおん)
- FW99 ピーター ウタカ
- 最後に
DF5 蓮川壮大(はすかわ そうだい)
FC東京から期限付き移籍加入した、ハキハキとした受け答えが印象的な好青年。
新体制発表会見で愛犬・茶々ちゃんを全力アピールし、今シーズンの目標を聞かれた際にはきっぱりと「全試合フル出場で全試合無失点」を掲げた。
強がっている感じはまったくなく、むしろ気持ち良いくらいの断言っぷり。
昨季途中からいわてグルージャ盛岡に期限付き移籍しており、甲府は6月のアウェイ戦で蓮川選手と相まみえている。
試合途中で流血するも、ぐるぐるテーピングをしながら90分間戦い抜いた。
速さと強さもあり、個人的にその試合で一番印象に残っている選手である。
須貝英大選手とは明治大学の同期で、NHK「かいドキ」のインタビューによるとクリスマスを一緒に過ごすほど仲が良いらしい。※二人きりというわけではないそう
甲府公式Instagramのストーリーでも一緒にいる姿がちょくちょく映されており、仲の良さは十分すぎるほど伝わっている。
ピッチ内外での須貝選手とのコンビネーションにも期待だ。
MF8 武富孝介(たけとみ こうすけ)
京都サンガF.C.から加入した、経験豊富なベテラン選手。
柏レイソルで酒井宏樹選手や工藤壮人さんと同期なのは知っていて、J1でも十分名を馳せている選手なので、まさか甲府に来てくれるとは思わなかった……!
攻撃的なポジションならどこでもこなせるそうで、若いアタッカー陣を導く役割にも期待がかかる。
無類のゲーマーらしく、同い年の橋爪勇樹広報とゲーム仲間になれそうな予感も。
新体制発表会見では落ち着いた語り口で、理路整然と話していた印象。
一見とっつきにくそうに見えるが、先日のサポーティングスタッフ交流会でおそるおそる「同い年なのですごく応援しています」と伝えたところ「お!90年組ですね!」と笑顔で答えてくれた。
終始笑顔で応対してくれた紳士なので、甲府でも愛されること間違いなしだ。
FW11 松本孝平(まつもと こうへい)
カマタマーレ讃岐から加入した、ゴツい見た目のセンターフォワード。
甲府加入が発表された際にゴールシーンを漁って見まくったけど、ヘディングや裏への抜け出しなど、どんな形でも点が取れる印象。
昨季、讃岐では9得点を挙げている。
プレーや見た目はガツガツ系だけど、実はベジタリアンを極めし者。
甲府サポーターからヴィーガンレストランをオススメされ、キャンプ前にさっそく行った模様。
ありがとうございます❗
— 松本 孝平 (@matsu__official) 2023年1月8日
早速行きました😂😂 https://t.co/8USkUjy7yx pic.twitter.com/ggYu6YSiZO
関東大学リーグ1部で松本選手が得点王だった時に、荒木選手がアシスト王だったそう。
名古屋でプロデビューした松本選手だけど、度重なる怪我で苦しんだり、3年間JFLを経験したこともある苦労人。
悔しさをバネにし、どんな時でもチームのために走れる漢。得点量産に期待大だ。
DF13 三浦颯太(みうら そうた)
日本体育大学から加入した大卒ルーキー。
2021シーズン時点で加入内定が発表されており、昨シーズンはリーグ戦5試合に出場した。
甲府でプロデビューし日本代表選出経験もある稲垣祥選手(現・名古屋グランパス)と中高大の経歴が同じで、稲垣選手も三浦選手に注目している。
ここまでキャリアが同じ選手も珍しい🙄これから絶対注目しちゃうし楽しみです!!#FC東京Uー15むさし#帝京高校#日本体育大学#ヴァンフォーレ甲府#森さんもイチオシしてましたよ https://t.co/B7KUpkHb3Y
— 稲垣祥 (@s_s1225) 2021年6月20日
大卒ルーキーながら、すでにクール系王子な雰囲気と貫禄を漂わせており、今年のイケメン総選挙では確実に上位にランクインしそうな予感がする。
ただし冷めているというわけではなく、新体制発表会見では「昨シーズンはチーム(甲府)に貢献するようなプレーができなかった」と何度も口にし、悔しさも滲ませていた。
確実に熱い気持ちを持っている選手なので、クールさとのギャップも楽しみの一つ。
何より熱い気持ちの持ち主はぐんぐん成長するから、期待のルーキーの成長過程をしかと見届けたい。
MF17 品田愛斗(しなだ まなと)
蓮川壮大選手と同じくFC東京から期限付き移籍加入した、FC東京の生え抜き選手。
大卒2年目の飯島陸選手、林田滉也選手、山内康太選手と同い年だけど、プロキャリアは6年目で貫禄十分。
FC東京では石川直宏さんや橋本拳人選手がつけていた背番号18をつけており、秘めたる力は確実にある。
明朗快活、竹を割ったようなさっぱりとした雰囲気で、サポーティングスタッフ交流会でも終始爽やかな笑顔で応対してくれた。
新体制発表会見時点では、蓮川選手と仲が良いそう。蓮川くん、モテモテだな……。
そして清水キャンプでは仲の良いチームメイトがかなり増えた模様。
宮崎キャンプのオフ日には同い年の3選手と過ごしたそうで、木製ブランコに飯島選手や林田選手と一緒に乗るなど仲の良さがうかがえる。
誰にでも好かれそうな爽やかイケメンなので、甲府でのファンも確実に増えるだろう。
今シーズンの目標は「全試合に出場してJ1昇格を目指したい」。
FC東京ではなかなか試合に絡めなかった分「甲府でやってやる」という気概をひしひしと感じる。
青赤の漢としての快進撃に期待が膨らむ。
MF20 遠藤光(えんどう ひかる)
専修大学から加入した大卒ルーキー。
新体制発表会見では少し緊張した様子も見せていたが、真面目に真摯に受け答えをしていた印象が強い。
専修大では副キャプテンを務めていた。
強烈キャラが多い今シーズンの甲府の中で、純朴な雰囲気を醸している貴重な存在。
清水キャンプで行われたヨーヨーテスト(体力測定)では、三平和司選手から「ひかるーーー!!!」と頻繁に絶叫され発破をかけられるなど、かなりイジられ愛されていた。
また「えんぴか」のあだ名も授けられた模様。
これからさらに三平選手を始めとしたチームメイトの皆さん、そしてサポーターに愛されてほしい。
今シーズンの目標は「継続的に試合に出る」。
大卒ルーキーは試合に出てどんどん成長していくので、地に足がついた現実的な目標だ。
地道にひたむきに頑張っていく大卒ルーキーにぜひ注目してほしい。
GK21 渋谷飛翔(しぶや つばさ)
名古屋グランパスから加入した、大ベテランのような風格を感じさせるGK。
昨季大活躍したGK河田晃兵選手に新たなライバルが加わり、正GK争いは熾烈を極めそうだ。
キャンプ日記「こうやこうだい」のサムネイル画像では、林田滉也選手と山内康太選手が渋谷選手からお叱りを受けているような絵面だった。
#ヴァンフォーレ甲府
— ヴァンフォーレ甲府 公式 (@vfk_official) 2023年1月17日
1次キャンプ日記
/#林田滉也 選手と #山内康太 選手
『こうやこうだい』💥🪖
本日は #渋谷飛翔 選手登場😎
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もちろん演出ではあるけど、大物感がすごい……。
新体制発表会見やキャンプ日記では、言葉の端々に人柄の良さが滲み出ていた。
キャンプ中に誕生日を迎えた際には、チームメイトがこぞってお祝いのストーリーを投稿しており、早くも仲間に慕われている模様。
練習後、宿舎に戻る時に広報のカメラに笑顔で会釈をするなど、律儀な一面もある。
ゴルフが趣味だそうで、ヴァンフォーレゴルフ部の皆さんともすぐに仲良くなれそう。
GK陣はクセ強な河田選手、フレッシュ全開な山内選手、大物感と良い人オーラが溢れる渋谷選手とまさに三者三様。
GKは試合中交代することはほとんどなく、甲府では正GKが頻繁に替わることもない。
今年も厳しいポジション争いが繰り広げられそうだけど、3人とも切磋琢磨し甲府のゴールマウスを守りきってほしい。
MF26 佐藤和弘(さとう かずひろ)
2018~2019シーズンに甲府に在籍しており、実に4年ぶりの帰還となった。
佐藤選手といえば、自身がゴールを決めた時の「グータッチ」。
得点を挙げた後にベンチメンバーのもとへ行って両こぶしを突き出し、おどけた様子でグータッチを交わすのが佐藤選手のゴールパフォーマンスなのだ。相手サポをイラつかせる効果もある。
当時YBSで放送していた料理番組「VENTめし」に出演した際、ゴールパフォーマンスについて「一人でスカすより、みんなと喜びたい」と語るなど、チームの和を大切にする様子は随所に見られる。
ミドルシュートも得意なので、昨シーズンはあまりなかったミドルシュートでの得点にも期待したい。
今シーズンのボランチは佐藤選手以外全員23歳以下なので、ベテランとして若手を導く役割も担っている。
甲府に帰ってきた際「ヴァンフォーレ甲府に僕の残りのプロサッカー選手生活のすべてを捧げてプレーします」とコメントしており、非常に強い覚悟を持って帰ってきたことがうかがえる。
松本山雅FCではキャプテンも経験したので、一回りも二回りも成長したNEW佐藤和弘に期待大だ。
FW28 水野颯太(みずの はやた)
桐蔭横浜大学から加入した大卒ルーキー。
同じく大卒ルーキーの三浦颯太選手と名前の漢字が同じだけど、三浦は「そうた」で水野は「はやた」。一日3回唱えましょう。
ただ唱えずとも覚えられそうなほど、W颯太には今季の活躍が期待されている。
三浦選手がクール系王子なら、水野選手はアイドル系王子。
彫りが深く目鼻立ちがはっきりした顔立ちと、ちょっと高めな声色のギャップがなんともかわいい。
快足を活かしたドリブル突破が持ち味で、元旦に行われたインカレ決勝でも持ち味を存分に見せつけていた。
注目度も実力も現時点でかなり高く、県内の番組でトレーニングマッチを放送する際には、必ずと言っていいほど水野選手の名前が挙がっている。
三浦選手とは左サイドで抜群のコンビネーションを見せており、ストーリーでは互いにメンションをつけて投稿するなど、ピッチ外でもかなり仲が良い模様。
また2021年の関口正大選手以来となる、ルーキーとしての開幕戦スタメン出場も十分ありえそう。
若きスピードスターの活躍から目が離せない。
DF29 神谷凱士(かみや かいと)
川崎フロンターレから期限付き移籍加入した、期待のレフティー。
昨季は藤枝MYFCに所属しており、ガイナーレ鳥取との試合では自慢の左足から見事な劇的同点弾を突き刺した。ゴール前での落ち着きっぷりも凄い。
撮影現場では各選手の叫ぶモーションを撮影したようで、中でも神谷選手はサンシャイン池崎ばりの絶叫とえびぞりを披露。
その様子を収めた甲府公式ストーリーでは「想像を超えてきた🙄」という字幕が出るほど。
キャンプ日記「こうやこうだい」のサムネイル画像では、林田滉也選手と山内康太選手が若干引いている演出がなされている。
#ヴァンフォーレ甲府
— ヴァンフォーレ甲府 公式 (@vfk_official) 2023年1月19日
1次キャンプ日記
/#林田滉也 選手と #山内康太 選手
『こうやこうだい』💥🪖
本日は #神谷凱士 選手登場🎮
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🔻モバイルサイトへGO🔻https://t.co/DdwN3aw65C#vfk #疾風怒濤 pic.twitter.com/D9dQb2WKTi
ピッチ内外で見せる思い切りの良さに期待が膨らむ……!
川崎で過ごした2年間の公式戦出場数はわずか1試合と、悔しい思いも十分経験している。
昨季藤枝では23試合に出場し、ある程度自信もついたことだろう。
プロ4年目の今シーズンは甲府で大活躍してほしい!
MF41 土肥航大(どひ こうだい)
サンフレッチェ広島から期限付き移籍加入した、スーパーイケメンボランチ。
昨年も甲府は土肥選手にオファーしており、2年越しのラブコールがついに実った。
優しげで整った顔立ちとくしゃっとした笑顔が魅力的なイケメン。
実力も申し分なく、昨季期限付き移籍していた水戸ホーリーホックでは、誰も止められなさそうなスーパーなミドルシュートを叩き込んだ。
サポーティングスタッフ交流会で土肥選手本人に「徳島戦の同点ゴール見ました!凄かったです」と伝えたところ「いやー、あれはたまたま入っただけっす」と謙遜していたけど、たまたまで入るゴールではない。
そして先日公開された土肥選手のチャントには、スーパーでよく流れているあの曲がなぜか採用された。
一度聞いたら頭の中で無限ループするので、心して聞いてほしい。
土肥選手も野津田選手のように活躍したいと話しており、甲府サポーターも野津田選手のように大活躍してほしいと願っている。
昨季甲府の心臓だった山田陸選手が移籍した今、新たな甲府の心臓としての活躍が期待される。
DF49 井上詩音(いのうえ しおん)
遠藤光選手とともに専修大学から加入した大卒ルーキー。
専修大学ではキャプテンを務めていた。
ルーキーとしては背番号がだいぶ大きく、ルーキーイヤーに41番を選んだ長谷川元希選手のような大物感が漂う。
俊足のCBで、トレーニングマッチでも俊足を活かしてピンチの芽を摘む活躍を見せていた。
県内番組でも名前が挙がり、自身が目標に掲げている開幕スタメンも掴み取れそうな雰囲気も感じさせる。
落ち着いた感じのイケメンだけど、実は趣味が筋トレというマッチョマンでもある。
好きな部位は大胸筋だそう。
甲府でも水戸ホーリーホックみたいな企画があれば、採用&グッズ爆売れは確実だろう。
飛躍の可能性を感じさせるルーキーに大注目だ。
FW99 ピーター ウタカ
京都サンガF.C.から帰ってきたキング。
「King is back」と自ら言うように、前線で圧倒的な力を見せるストライカーだ。
2019シーズンに甲府に在籍しており、20得点を挙げている。
一見自信家のようにも見えるけど、そこには積み重ねてきた経験とたゆまぬ努力がある。
性格は穏やかで誠実。自身のコールやチャントが聞こえると、ゴール裏の方を向いて一礼する。
また豪雨に見舞われた2021年ホーム京都戦で、京都の選手としてバスから降りた時、バスの出入り口付近にいた甲府サポーター達に丁寧に挨拶。メインスタンドで一人拍手をしていた私にもきちんと手を振って応えてくれた。
今季は得点源として期待がかかり、また前線の若い選手達を導く存在にもなりそう。
すでに長谷川元希選手らと談笑したり、CBの野澤陸選手と一対一で話したりと、2019年には所属していなかった選手達とも信頼関係を築いている様子。
帰ってきたキングの快進撃が楽しみで仕方ない!
最後に
今年も魅力的な選手達が沢山加わり、全員が重要な戦力だ。
フジフイルムスーパーカップから、新たな甲府の快進撃が始まるだろう。
新シーズンも楽しみ尽くそう!
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