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チームメイトのゴールを全力で喜ぶ歴代甲府の選手3選

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 私が好きな選手の特徴として「チームメイトのゴールを全力で喜ぶ選手」が挙げられる。

 誰彼構わず得点者に駆け寄って、抱きつくなり抱きしめるなり頭を叩くなり、全力で喜びを表現する選手がとにかく好きだ。

 甲府は比較的どのシーズンでもみんなで喜ぶ傾向が強いように思うけど、その中でも特に全力な選手がいる。

 私が知る中で特に全力な歴代の甲府の選手を紹介していく。

 

土屋征夫

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 スキンヘッドがトレードマークの、通称「バウル」さん。

 2015シーズン、J1残留が懸かったアウェイ山形戦で、今や日本代表の稲垣祥選手のプロ初ゴール後にベンチメンバーが祝福する中、稲垣選手の頭を最後まで叩き続けていた姿が印象的だった。

 

 翌年、やはりJ1残留が懸かった大一番のアウェイ福岡戦で、ドゥドゥ選手の劇的逆転ゴールが決まった後、一番最初に飛びかかっているのもバウルさんである。

 

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 よく見ると、ドゥドゥから離れた場所にいるにもかかわらず、誰よりも全力疾走して真っ先にドゥドゥに飛びかかっている。体力的に一番キツいはずの試合終了間際で、しかも当時チーム内どころかJ1最年長の42歳。

 すげえよ、バウルさん……。

 

 最年長にもかかわらず、若手に混じって無邪気に喜ぶ姿がすごく好きだった。

 現在の甲府の最年長、山本英臣選手のように常に威風堂々としたベテラン像も、バウルさんのように一見はっちゃけているけどベテランの凄みを随所に感じさせるベテラン像も、どちらも好き。

 甲府のベテランはすごい。

 

内田健太

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 見たら分かる、怖いやつやん。

 うっちーさん、ぶっきらぼうに見えるけど、練習見学が可能だった頃は練習帰り、サポーターからの「お疲れ様です」の声が聞こえるたびに「あざっす、ざっす」と律儀に返事をしたり、サポーター感謝デーのサイン&写真撮影会でも用意された椅子に座らず常に立って対応したりしていた、優しい心の持ち主なんだよ……。

 

 試合中はやっぱり怖くて、時々チームメイトに檄を飛ばすこともあるけど、その分チームメイトが結果を出した時は喜びまくる。

 去年のホーム山形戦では、中山陸選手の守備の戻りが遅くて「早よ戻れや!!!」と中継のマイクに拾われるほどの檄を飛ばした。

 でも次のアウェイ山口戦でその陸くんがゴールを決めると、真っ先に駆け寄って首根っこを捕まえて頭を叩きまくっていた。

 

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  うっちーさん本人も試合後、Instagramで「中山陸のゴールは本当に嬉しかった」と投稿している。

 

 あと個人的にうっちーさんのベストシーンといえばこれ。

 

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 サムネの時点で分かるけど、ゴールした小柳達司選手の頭を叩きまくっている。

 このゴールでは、みんなが集まりすぎて小柳さんがかなりもみくちゃにされているし、画面の左端では小柳さんに手が届かないと判断した横谷繁選手が、近くにいた無関係の森晃太選手を叩いている。

 ゴールの後にみんなが集まると意味不明なことが起こり、それがまた面白い。

 そしてその歓喜の中心にいるのはだいたいうっちーさんなのだ。

 

 シーズンオフに愛媛FCに移籍したけれど、愛媛でもチームメイトの頭をいっぱい叩きまくってほしい。

 

野津田岳人

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  今シーズン、サンフレッチェ広島から期限付き移籍してきた、年代別の日本代表選出経験もあるジーニアス。

 

 私の中で「天才肌の選手って、他人のゴールをあまり喜ばないのかな?」という偏見があったけど、それは本当に偏見だった。

 野津田くん、チームメイトのゴールをめっちゃくちゃ喜ぶ。

 

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 うっちーさんが得点者の頭を叩く系なら、野津田くんは得点者を抱きしめる系。

 甲府番記者の松尾潤氏が「喜びよりも”愛”を感じる」と書いていたが、まさにその表現がピッタリ。

 とにかく得点者をぎゅうううっと抱きしめて祝福する。

 

ゴールパフォーマンスをした後など、駆け寄ったチームメイトが解散する頃合いを見てむぎゅーっと抱きしめることもある。

 

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 ダイジェストだとカットされがちなのが残念だけど、だいたいどのゴールでも得点者をしっかり抱きしめている。

 

 野津田くん自身は今のところノーゴール。

 本人も相当な覚悟を持って甲府に加入し、ゴールを渇望している。本当に惜しいシュートも沢山あり、サポーターも「あともうちょっとで入るのに……!」ともどかしい思いを持っているはず。

 そんな状況下でもチームメイトのゴールを心から喜べることは、人間性の良さやフォア・ザ・チームの精神の表れだし、そんな野津田くんをサッカーの神様も必ず見ているはず。

 早くサッカーの神様が野津田くんに微笑んでほしい。

 

まとめ

 チームメイトのゴールを喜ぶことは強制ではないし、体力的にキツい時もあるので、参加せずとも問題はない。

 しかしそれでも得点を決めたチームメイトを無邪気に祝福する選手は、見ていて胸のすく思いがする。

 これからも歓喜に湧く甲府の選手の姿をたくさん見たい。そしてチームメイトのゴールを全力で喜べる選手にサッカーの神様の祝福あれ。

 

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